ドラッグストアやデパートに並ぶ「オールインワンゲル」と「オールインワンゲルのジェルタイプ」は、一見同じように見えますが似て非なるものです。厳密に区別している化粧品会社は少ないですが、違いを知ればもっとオールインワンゲル選びが上手になります。今回はオールインワンゲルとオールインワンゲルのジェルタイプの違いを見ていきましょう。

 オールインワンゲルとオールインワンジェルの違い

 

1.オールインワンゲルは弾力性や粘着力が高い

「オールインワンゲル」の「ゲル」はドイツ語で「ゼリーのような粘着性のあるもの」を指す言葉です。

海藻エキスや植物エキス、それからヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどといった「天然ゲル」が豊富に使われ、プリンやところてんのようなプルンとした感触がします。

水と油、界面活性剤、もしくは界面活性剤とゲル化剤を組み合わせて作られており、界面活性剤は製品中の油分と水分を引き合わせるために、ゲル化剤は液体をゲルにして固めるために配合されています。身近なところでは界面活性剤は石けんに、ゲル化剤は食品に使われています。

 

2.ジェルタイプは水分が多くゼリー状の製品が多い

「ジェル」は英語で「ゼリーのような粘着性のあるもの」を指す言葉で、言葉の意味だけ見れば特に違いがあるわけではありません。

「ジェルタイプ」は水溶性の成分が豊富に使われており、ゼリーやクリームに近い感触です。「オールインワンゲル」より水っぽく、サラッとした使い心地です。

基礎化粧品として優秀な製品が多いですが、浸透力がある分保湿力がオールインワンゲルより弱いので、オイリー肌の人や春夏に使用するのに向いています。

水とゲル化剤、もしくは水と油、界面活性剤とゲル化剤を組み合わせて作られています。

 

3.ゲルがオススメの人、ジェルがオススメの人

オールインワンゲルは

・乾燥肌〜普通、敏感肌

・秋〜冬

・職場では薄メイクなので、肌そのものを美しくしたい

・お風呂の中でオールインワンゲルを塗れる

・家にコットンがない

このような人におすすめです。

オールインワンゲルは「こってり」しているため保湿力に優れています。そのため肌を根本から改善する力があり、乾燥が気になる人には大助かりでしょう。

・乾燥肌〜普通、敏感肌

敏感肌の人は水分による肌のバリアが弱くなっているため、少しの刺激にも過剰な反応を示すようになっているため、保湿力をつけて肌の状態を良くするスキンケアを進めていきましょう。「美白」や「アンチエイジング」などの「肌をプラマイゼロからより良くする」スキンケアは、肌の状態が良くなってからでも遅くありません。

オールインワンジェルは

・オイリー肌〜普通

・春〜夏

・職場では濃いメイクをするので、メイクとの相性を重視したい

・肌の悩みは「ニキビ」や「テカリ」

・家にコットンがある

このような「より肌をさっぱりさせたい人」やオイリー気味な人にオススメです。

ニキビは皮脂の過剰分泌や角層の厚み、それから基礎化粧品やメイクの蓄積によって毛穴がつまったことが原因です。またテカリは必要以上に皮脂腺が働いてしまい、過剰に皮脂が分泌されたことが原因です。

オールインワンゲルはお肌の健康を保つために油分が含まれていますが、ジェルタイプにはあまり含まれていないので、お肌の皮脂を減らしたい人はこちらを使ってみましょう。

オールインワンゲルとそれのジェルタイプには、油分の多さやテクスチャー、それから成分などさまざまな違いがあります。オールインワンゲルはお肌の保湿力や油分の量を高めて根本から改善していきますが、ジェルタイプは浸透力を重視し、お肌への負担を軽くすることで改善していきます。

どちらか良い/悪いは使う人の悩みによって異なるので、迷ったら両方試してみるのもいいでしょう。